ついに来ますね、地獄曼荼羅。

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金時の平安霊衣は普通に嬉しいところ。
何せ頼光や茨木、酒呑童子が和風なのに対して、こいつ洋服なんだもん。平安鯖のくせに日本らしさが全くなかったので、和風のシリアスにぶち込みにくいっていう欠点があったから嬉しい。持ってないけど、当てたらこの霊衣で使うわ。

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やっぱ出てくるよね。名前だけずっと出てきてたので、結構待ち焦がれた人もいたんじゃないでしょうか。
髪型が変、っていう意見もあるけど、どうせ再臨で平安っぽい帽子かぶるから大丈夫でしょ。それにこの髪型見てると、金時があんなのだったのにも納得だわ。
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知ってた。
とりあえずお前は陳宮な。



前章であるオリュンポスのできが散々だったので、できればオリュンポス以外のライターでお願いしたいところ。あと武蔵が復活!! とかマジでやめろよな? (シナリオがあれだったとはいえ)かっこいい最後を遂げた武蔵が「地獄から復活!!」みたいに出てきても、ちっとも嬉しくない。



※注意:イベントのネタバレがちょいちょい出てきます。終わったイベントとはいえ、やってない方は見ない方がいいです。
それじゃ、今回の本題であるイマジナリスクランブルの感想をば。
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まずイベントとしてはCCCのような立ち位置という認識で大丈夫だと思います。虚数潜航というストーリーに関わるテーマで、位置的には4.5章です。



良かった点:


まずはジルドレのポジションですね。
一応特攻鯖になっていますが、主人公たちと一緒に行動する訳ではなく、外部でのナレーションのような立ち位置でした。
まあ、fgoやってる人は分かると思うんですが、キャラの数が多い割にはキャラ全員に出番があるわけじゃないんですね。今回のような虚数空間とかいうとんでもない場所だったら仕方ないんですけど、キャンプやコミケ、クリスマスみたいにどんなキャラでも参加出来るイベントでさえ、出てくるキャラには格差がでてきます。
例えば、厨房&ママ枠で使いやすいエミヤ、ネタで使いやすい黒ひげや刑部姫、何故か分からないけどボケでもツッコミでも使えるジャンヌオルタ、円卓共などなど。こいつらは特効キャラじゃなくても頻繁に出てきます。特にエミヤと黒ひげに関していえばイベントほぼ皆勤賞じゃないでしょうか。
逆にキャラが薄い鯖、あるいは濃すぎる鯖達というのは使いにくいのであまり登場しません。ダレイオスやエイリークなんかが前者にあたります。だいたい二人以上のタッグを組ませて登場させるのが主流なんでしょうけど、喋れないバーサーカーの連中って誰かと組ませにくいんですよね。呂布にはまだ陳宮という唯一無二の強烈なパートナーがいますが、ダレイオスとかイスカンダルぐらいしかいないですし、エイリークに至ってはまじでいない。だって組ませたら嫁さんが呪うんだもん。同じ低レアのスパルタクスはネタでもシリアスでも大活躍だというのに、どこでこんな格差がついてしまったのか。
あとは濃すぎるといえばやはりジルドレです。クトゥルフが関連しているのもあるんですが、基本ジャンヌのおっかけみたいな扱いなので、シリアスで起用しにくいんですよ。
でも今回はそんなジルドレを上手く使えてたと私は思います。外部からのナレーションとして、あるいは深淵の関係者として長らく有耶無耶になっていたフォーリナーについての深堀りをストーリーの合間を縫って説明する、というのが今回のポジション。活躍しすぎず、かと言ってこの前のレクイエムコラボのように特効キャラの刑部巴ガネーシャトリオのような一瞬だけの登場でもありませんでした。本当にあれは酷かった。
これだけでも今回のイベントにはいい評価をあげれますね。


あと項羽の立ち位置も良かったですね。
夏イベでもそうでしたが、項羽というキャラは言ってしまえば、こいつ一人で全て片付けてられてもおかしくないレベルでチートです。
当然ゲームの使用上、それはできません。
そこで事態を予測し、数々の打開策などを仕込み、仕込みが終わったところで何かの理由をつけて退場するというキャラです。何が起こるかということも主人公には伝えません。何が起こるかを先に知ってしまうと、先で起こる事態そのものが変わる可能性があるから、ということらしいです。
夏イベでは虞美人に託す形で、そして今回は節約の目的で役割をこなし、見事に退場していきました。


ストーリーはシンプルに良かったですね。
全体に張り巡らされた伏線をしっかりと回収していき、その一つ一つに無駄がなかったところが高評価ポイントです。こういうのって大体どこか無駄になるんですけど、そこら辺がしっかりしていたので読んでて苦じゃなかったです。

ちなみにですが、読んでて苦になるシナリオっていうのは、急に「実はこうだった!!」な展開になる、伏線すぎてバレバレ、キャラが活躍しないで主人公がベラベラ話し始めるなどが当てはまります。最近だとレクイエムコラボなんかそうでしたね。全部あてはまるとか逆にすごい。

ゴッホちゃんと他のキャラクターのやり取りも良かったです。キャプテンとはどちらも同じ「混ざり物」として、フランとはどちらも同じ「ちぐはぐな怪物」として仲良くなっていいて微笑ましかったですし、北斎への羨望の眼差しは史実通りで、違和感なくすんなり入ってきましたね。え? ゴッホや北斎が女なことに疑問を持てって?

そして決定的だったのは一枚絵の少なさ。
何がいいの? って方いらっしゃると思いますが、一枚絵って基本的に盛り上がりで必要な部分でしか使わない方がいいんですよ。言ってしまえば漫画の見開き1コマみたいなやつ。
ユガ・クシェートラのカルナVSアルジュナの一枚絵なんかを見てもらえば、盛り上がりでの一枚絵がいかに重要かが分かります。
最初は物語のクライマックス部分である「艦名を告げよ」のシーンで使うのかな、と思いましたが、使われたのはまさかの最後の最後。しかも主人公たちがカルデアに戻ったタイミングで。
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優勝です

あのさぁ!! シナリオライター君さぁ!! ゴッホちゃんをそんなに引き立たせて誇らしくないの?


そして引けなかったという心の傷が非常に痛い。どうやら福袋で頑張るしかないようですね。

まあ、良かった点はそんなところです。
何せ今年の新規イベは内容がどうも薄くって...
水着イベはクレイジーサイコレズのギャグイベだし、レクイエムはとんちんかんだし、肝心のオリュンポスは桜井だし。
そんな中でこのイベントは内容が深く、不気味ながら面白かった。



さて、これだけべた褒めしましたが、当然悪い所もいくつかありました。

まずシリアスなはずなのに、ギャグが多い。
ボボボーボ・ボーボボネタとかバトルドームとか、とりあえずネタが多かった。
まあ、一応イベントだし? 多少のあれは許すけどさ、仮にもシリアスなわけじゃん? 一応同じ枠であろうCCCと比べるとなんかなあ...って感じでした。ただCCCは某菌糸類の神様が「台本書きたいです!!」って言って書いた本編って昔から言われてるから仕方がないとしても、シリアスメインのはずなのに、全体的にギャグが多いのはもう少し何とかならなかったものか。

ストーリーも、ちょっとあれなところがありました。
後半パートのメインと言っても過言ではない大フォーリナー祭り。約1名ギャグ枠がいたとはいえ、大事なところなのにめちゃくちゃテンポよく終わってしまったのがあれでした。
暴走フォーリナー登場&バトル→ゴッホちゃんの星月夜で鎮静化→チャンチャンっていうのが何回もですからね。せっかくフォーリナーいっぱい集めたのに...と少し残念でした。あとボイジャーはともかく、エリセが急に出てきたのは驚いた。まあ保護者枠だし仕方ないけどね。


個人的な感想ですが、ネタ枠とはいえ、謎のヒロインXXのところの終わり方はなんか良かったですね。私は好きです。

あと操作性のところや使用かな。
深淵まで解放した人はわかると思いますが、ノーチラスをタップしにくいんですよ。ノーチラスのところに周りたいクエストが集結してるので、非常にイライラしたし、めんどくさかったですね。
あと画面が全体的に暗いので、どこを解放したのかイマイチ分からないんですよ。あとソナーの性能ですね。使いやすさだったら刑部姫とメルトの2択でした。頼光なんていなかったんだ、いいね? 




まあ、そんなところですかね。
全体的に見れば、好印象でシナリオも悪くなかったです。点数でいえば60点後半から70点前半くらい。今年のイベントやストーリーの中だったら一番好きなシナリオです。ちなみに2番目がバレンタインだったり。地獄曼荼羅にもなぎこさん出てくるみたいなんで楽しみですね。さすがにパリピムーブはしないと思うんですけど。

そういえば今キャラランク的なものを作ってはいますが、度々入る強化のせいでぶれるんですよこれ。この前も金時と茨木童子の強化のせいで結構ぶれましたからね。さっさと作って暫定版にしなきゃ...